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低価格パソコンOPC401Nレビュー

OPC401 なぜかDOS/Vパソコンが1台必要になってしまい、とにかく安くPCを!!と、OPC401という格安パソコンを買ってみました。ギガヘルツが当たり前になってしまった今では不安な程の低スペックなPCですが、これが意外と使えるのでした。

 このOPC401とは「コンピュータのおっと」のオリジナルPCのようです。が、最近は楽天市場やソフマップの中古コーナーにも未使用品として時々出ています。価格は1万円〜1万5千円位。(型番はWPC401とかR1-MODEMPCなど?)

 スペックは下表のような構成で、ディスプレイやOSは別売りです。また、モデムやLANが付いていないのでネット用で使うにはボードを入れなければなりません。これは千円以下のもので十分ですね。私はネットギアのFA311と言うLANボードを付けました。しかし、これで2つしかないPCIスロットを1つ使ってしまうわけで、実質的な拡張用PCIスロットは1つになっていまいます。(どうしても拡張性を残したい場合はUSBのモデムやLANも良いかもしれません)

 

CPU K6-2 400Mhz
マザーボード EPOX EP-MVP4F
メモリ 64MB PC100 SD-RAM
空スロットx1
ビデオ オンボード(Trident Blade 3D)
HDD 6.4GB
(Fujitsu MPE3064AT)
CD-ROM 40倍速
(SAMSUNG SC-140)
FDD  ○
接続端子 USBx2、RGB、シリアル、パラレル、PS/2(キーボード・マウス)、サウンド、ゲームポート、マイク、ヘッドホン、ラインイン
拡張スロット PCI x2、AMRx1
付属品 マウス、キーボード、マウスパッド、電源コード、ドライバCD-ROM
 そして最大の追加出費はOSです。私は使っていないWindowsがあったので、それを使用しましたが、新しく購入するとなると本体以上の出費になりそうです。「おっと」で買うときはWin98のOEM版が同時購入できるようなのでこれも良いかもしれません。

 と言うわけで、無料で手に入るLinuxのRedhatにも挑戦。Linuxというと難しそうなイメージがありますが、ダウンロードしたCDイメージを焼く→CDで起動とするだけで、私のような初心者でも簡単にインストールできました(でもセキュリティ等に問題があるかも…)。Redhatのバージョンは7までくらいの方が動作速度に合っているようですが、ドライバの問題でRedhat8以降が無難です。ブラウザやメーラーも最初からセットされているのでインストールが終わったら直に使用可能。これで1万円台でインターネットPCが完成してしまいました。(インストール時の設定は、ほとんどデフォルトでOKですが、ビデオに関してはTrident Blade 3Dを手動で選択しました)

EP-MVP4F 動作音が意外と静かなもの良いところです(但し、一部にCPUファンが異音を発する不良品がある模様)。また、マザーボード上のスイッチ(右画像)で簡単にクロックアップができるので400Mhz→450Mhzとして使っていますが、今のところ問題はありません。モニタの解像度はUXGA(1600x1200)まで選択可能。しかしそれではノイズが出るので実用はXGA(1024x768)位までの感じです。

 ちなみに3Dゲームは全く向きません。試しにお気に入りのF1ゲーム「GrandPrix3」をインストールしてみましたがオプションをかなり減らしてなんとかプレイできるというレベルでした。古いゲームでこの状態ですから……。もちろんダイソーの100円ゲームくらいは軽快にプレイできます(笑)。

 ともかく全体的には満足です。この価格で結構使えるモノが手に入るのだから凄いものです。しかし、最近はイーマシーンズ等の低価格機が出てますから相対的には安くないかもしれません。もし予算があと2万〜3万増やせるのならemachines等のが良いかもしれませんね。とくにJ2704は魅力的。

 まだPCIスロットが1つ開いているので次はテレビパソコン化を計画中!(可能なのか…)

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