Shink Shot Gallery Top

Macでテレビを見よう!  

ATI XCLAIM TV USB EDITION

 ATIのTVチューナー内蔵USBビデオキャプチャ。これがあればiMacやiBookでTV放送が見られます。2001年の初めに発表されながら、なかなか発売されなかったモデルで、日本版は未だに発売されていませんが、北米版が2001年夏に(やっと)発売されたので購入してみました。定価99ドル(約12,000円)と、他のTVチューナー内蔵製品と比べるとかなり安価です。Outpost.comで扱っていました。 パッケージ
▲パッケージ

●赤くてハデな本体
 置き場所に困るような派手さ(笑)。中央には赤いランプが付いていて使用中は光ります。USBからの電源で動作するので、ACアダプタ等は必要ありません。小さなアンテナを用意すれば出先でも使えそうです。

 本体にはMacに接続するUSBケーブルの他、アンテナコネクタ、外部ビデオ入力用Sビデオ(コンポジット変換アダプタも同梱)、サウンド入力用ステレオミニ(ピン端子からの変換アダプタ同梱)、さらに用途不明(リモコン用?)のIR端子が付いています。

ATI XCLAIM TV USB EDITION
▲ハデな本体

●キャプチャサイズは最大で320×240
 いわゆるハーフサイズでのキャプチャです。ただしフルスクリーンにしても滑らかに拡大してくれるので、それほど画像の荒さは気になりません。画面 いっぱいにTVウィンドウを表示すると正に「テレビ」です(笑)。

 画像は、ほぼリアルタイムに表示され、MPEGキャプチャ製品のようなタイムラグは殆どありません。ゲーム機を接続してのアクションゲームも結構いけると思います。

アイブック
▲液晶テレビ(?)

●USB1本で「映像+音声」入力が可能!
  カタログではよく分らず、実物を見るまで不安だったサウンド入力の方法。実際に使ってみるとUSBケーブル1本で映像と音声の入力が可能でした。他の製品ではオーディオは別 にアナログ接続が必要だったりするのですが、これはUSB1本だけでOK。とくにサウンド入力端子の無いiBookには嬉しい仕様です。

 サウンドは、TVチューナーからはモノラル、外部入力でステレオになります。音質は普通に視聴するには問題ないレベルですが、音楽番組などには辛いかもしれません。

サウンド設定画面
▲サウンドの設定にも現れる(拡大)

●ソフトはアップル純正ビデオプレーヤが使える
 付属のソフト「Xclaim Video Player」は、使い勝手の良いシンプルな作り。北米で普及している文字放送「クローズドキャプション」の文字列をテキストファイルに保存するというユニークな機能もついています。しかし、Windows版にあるようなインターネット番組表からの予約機能などはありません。

 付属ソフトが機能的にアップル純正のビデオプレーヤによく似ていたので、ビデオプレーヤをインストールしてみたところ問題なく使えてしまいました。日本語版のビデオプレーヤならチャンネル表示も大丈夫です(ATIの付属ソフトで日本の放送を受信するとチャンネル表示がズレてしまう)。ビデオプレーヤはアップルのサイトからダウンロード出来ます。

 と、ここまでは良かったのですが、残念な事にMac OS XのClassic環境では動作しませんでした。Mac OS X用のドライバが開発されることに期待です。

Xclaim Video Player
▲付属のXclaim Video Player

 

 


▼関連サイト

▼MacでTVを見る他の製品(+個人的なコメント)

 +TVチューナ内蔵形


HOME